2021/9/7

訪日ゲストのための『おもてなし講座』【③ 店頭に必要な情報を表示しよう!】

~小売業の多言語対応ガイドラインから学ぶ~
訪日ゲストのための『おもてなし講座』

訪日ゲストに「日本に来て良かった」と感じていただくためには、おもてなしの心と親切丁寧な対応が欠かせません。そこで本シリーズでは、アフターコロナを見据え、訪日ゲストにスムーズに気持ちよく買い物をしていただくためのノウハウや心得をご紹介します。

【第3回】 店頭に必要な情報を表示しよう!

訪日ゲストが店舗の前に立ったとき、入口に営業時間、免税、取扱クレジットカードなどの表示がないと、「何となく入りづらい」「買物するのが不安だ」と感じさせてしまいます。日本人にとっては当たり前のことでも、言葉や勝手のわからない訪日ゲストにとっては、ちょっとした案内が大きな助けになるのです。

そこで一人でも多くの方に安心して楽しく買物をしてもらうためにも、お知らせすべき必要な情報は、然るべき場所にわかりやすく表示しましょう。ポイントは、「店舗入口」、「店内」、「レジ周辺」という3つの場所ごとに、訪日ゲストの関心度に合わせて表示すること。そして日本語のわからない人にも情報を伝えることができるピクトグラム(図記号)、または文字(日本語・英語併記が基本)で表示することです。文字に関しては、各店舗の訪日ゲストの状況に応じて、必要な言語を追加してください。

STEP① 店舗入口に表示する

店舗入口は、扉や入口横の視認性の高い場所に配置・掲出しましょう。閉店後も、営業時間を確認し、公式WEBサイト等を閲覧できるよう、常時確認できる位置に掲出することが重要です。推奨される表示項目としては、営業時間や休業日、免税店表示、取扱クレジットカード(各店舗契約に応じてブランドマークを用いる。使えるカードはすべて掲出)、Wi-Fi環境、WEB転送QRコードなどが挙げられます。またその他にも、注意事項(飲食禁止、禁煙など)や、施設・サービス(多言語対応、宅配サービスなど)といった項目も必要に応じて表示してください。さらに歓迎を伝えるために、店舗入口には訪日観光シンボルマーク「Japan Shopping!」のロゴマークも掲出することをお勧めします。

店舗入口への表示イメージ

店舗入口に掲示するイメージ

STEP② 店内・売場に表示する

店内・売場は、店舗の環境に応じて壁面、天井からの吊り下げ、什器上、商品棚など、視認しやすい場所に掲出しましょう。訪日ゲストが店内において知りたいことは、やはり商品に関する情報です。そのため個々の商品には数字の価格表記をし、価格は本体価格、税額、税込み価格が分かるようにしてください。また、カテゴリー表記や取扱注意商品の表記(薬、酒等)などもしっかり行いましょう。さらに日本独自の商品、中身が見えないパッケージ商品、日本語のみ表記された商品などがある場合は、多言語での商品説明や使用方法、商品の写真などを添付することも大切です。

その他、推奨項目としては、免税店表示やWi-Fi環境など、任意項目としては、注意事項(年齢制限、輸出規制等)や誘導(並び列、レジへの進み方)、サービス・施設などが挙げられます。店舗ごとに必要に応じてお知らせしたい情報を表示してください。

店内における表示イメージ

◎ワンポイントアドバイス!

商品名を多言語表示したい場合は、「小売業の多言語対応」ウェブサイトにアクセスし、用語・フレーズの検索機能を活用してみましょう。

STEP③ レジ周辺に表示する

レジ周辺、レジカウンター後背部壁面、レジカウンター側面などにも必要な情報を表示しましょう。店舗入口や店内と比べて、視認できる距離が近いため、小さいサイズで掲出しても構いません。推奨される表示項目としては、歓迎表示の訪日観光シンボルマーク「Japan Shopping!」ロゴマーク(桜のマークを9mm以下に縮小することはできません)、免税店表示(TAX FREE表記、免税手続きの説明)、取扱クレジットカードなどが挙げられます。また返品ポリシーなど、店舗ごとに必要に応じてお知らせしたい情報を表示してください。

レジ周辺における表示イメージ

今すぐ使える無料ツール

以下にアクセスし、申し込みをすれば、ピクトグラム、「Japan Shopping!」のロゴマークなどが無料で利用できます。ぜひご活用ください。
https://welcome.japan-retail.or.jp/guideline/shop/

▶「Japan Shopping!」ロゴマーク

参照:小売業の多言語対応ガイドライン