2021/10/22

訪日ゲストのための『おもてなし講座』【④ 訪日ゲストの関心事は安全・安心対策】

~小売業の多言語対応ガイドラインから学ぶ~
訪日ゲストのための『おもてなし講座』

訪日ゲストに「日本に来て良かった」と感じていただくためには、おもてなしの心と親切丁寧な対応が欠かせません。そこで本シリーズでは、アフターコロナを見据え、訪日ゲストにスムーズに気持ちよく買い物をしていただくためのノウハウや心得をご紹介します。

【第4回】 訪日ゲストの関心事は安全・安心対策

東京オリンピック・パラリンピックを通じて、日本の魅力が世界中に発信され、日本を訪れたいと思う人は今後ますます増えていくことが予想されます。しかしコロナ禍の中での旅行で気になるのは、やはり訪問先における感染対策です。日本政策投資銀行と日本交通公社が行った「アジア・欧米豪 訪日外国人旅行者の意向調査」によると、訪日ゲストが安心して訪日旅行をする為に必要な情報としては「観光関連事業者の感染防止対策」でした。この結果からも分かるように、訪日ゲストは安全・安心に高い関心を持っており、アフターコロナのインバウンドを見据えたとき、訪日ゲストをお迎えする各店舗が安全・安心な環境を提供することは必須と言えるでしょう。そこで今回は、訪日ゲストに安心して楽しく買物をしてもらうために、押さえておきたいポイントをご紹介します。

出典:日本政策投資銀行・日本交通公社「アジア・欧米豪 訪日外国人旅行者の意向調査(2021年度 第2回新型コロナ影響度特別調査)」

STEP① 安全・安心対策の準備をする

日本小売業協会等が作成した「小売業の店舗における新型コロナウイルス感染症-感染拡大予防ガイドライン」に具体的な施策内容や注意点などが掲載されているので、まずはこのガイドラインを熟読し、自店舗における対策を立てましょう。また、小売業の多言語対応の公式サイトでは、新型コロナウイルスの感染予防対策のためのフレーズが検索できます。店頭、店内、レジ周辺でのお客様への対応時にお役立てください。

続いて具体的にどのような感染対策に取り組んでいるのかを店舗のサイトやSNSなどに掲載し、情報を発信します。また来店した際に取り組み内容がわかるように店舗の入口に対応事項を掲出しましょう。「安全・安心のための取り組み」に関するステッカーは、以下のサイトからダウンロードできます。ぜひご活用ください。

小売業の店舗における新型コロナウイルス感染症-感染拡大予防ガイドライン(pdf)

安全・安心表示ステッカー

安全・安心に関するフレーズ

出典:小売業の店舗における新型コロナウイルス感染症-感染拡大予防ガイドライン

出典:日本政府観光局 「日本の新型コロナウイルス感染症対策等を伝えるピクトグラム 利用ガイドライン」

出典:小売業の多言語対応 安全・安心のための取り組み表示

STEP② 店舗における具体的な取り組み

店舗における具体的な取り組みとしては、以下の項目に留意しましょう。詳細は「小売業の店舗における新型コロナウイルス感染症-感染拡大予防ガイドライン」に掲載されていますので、ご参照ください。

  • ・身体的距離の確保…対人距離をできるだけ2m(最低1m)空ける。
  • ・清掃/消毒…こまめな手洗い、手指消毒を敢行する。
  • ・接触感染/飛沫感染の防止…お客様と従業員の接触機会を減らし、飛沫感染を防止する。
  • ・喚起の徹底…店内が喚起の悪い密閉空間となることを避ける。
  • ・商品陳列等の工夫…商品の陳列等の工夫により、局所的な混雑緩和や接触機会を減らす。
  • ・店舗内混雑の緩和…店舗の規模や立地条件などの実状に応じ、店内の人の密集を避ける。
  • ・店舗内施設の利用等…店舗内施設を利用するにあたり、3つの密を避ける。
  • ・店舗入店時のお客様に対する依頼…店舗入店に際して、次の項目を要請・掲示する。
  •  要請事項:マスク着用、検温(37.5度以上は入店をお断りする)、入店時の消毒液の使用、ソーシャルディスタンスの確保、店内での試食の禁止など。

【ここがポイント!】

コロナの収束が進んでいる国や、考え方・思想の違いでマスクを着用しない訪日ゲストもいますが、店舗の統一ルールは徹底し、日本人と同等の扱いをすることが重要です。

参照:小売業の多言語対応ガイドライン