2021/11/9

訪日ゲストのための『おもてなし講座』【⑤ 免税店のPRとマーケティング活動で売上アップを目指そう!】

~小売業の多言語対応ガイドラインから学ぶ~
訪日ゲストのための『おもてなし講座』

訪日ゲストに「日本に来て良かった」と感じていただくためには、おもてなしの心と親切丁寧な対応が欠かせません。そこで本シリーズでは、アフターコロナを見据え、訪日ゲストにスムーズに気持ちよく買い物をしていただくためのノウハウや心得をご紹介します。

【第5回】 免税店のPRとマーケティング活動で売上アップを目指そう!

皆さんは海外でまとめて買い物をする際、免税が可能か確認して、少しでも安く買おうと思いませんか?お土産をたくさん購入する訪日ゲストにとって、消費税が免除される免税店はとても助けになる存在です。そこで皆さんも、自店舗が免税店であることや価格メリットをPRし、一人でも多くの訪日ゲストに足を運んでもらいましょう。今回は、免税店のシンボルマークの掲出方法や免税情報のマーケティングへの活用方法についてご説明いたします。

STEP① 免税店シンボルマークを掲出する

免税店になったら、店頭に免税店シンボルマークを掲出し、訪日ゲストに免税店であることをアピールしましょう。訪日ゲストはこのシンボルマークを見て「このお店は免税店だ」と認識できます。せっかく免税店になっても、免税店であると認識されなければ意味がありません。店舗の入口やレジの周りなど目立つ場所に貼って、積極的にアピールすることが重要です。シンボルマークを掲出するには許可申請が必要ですが、許可後は使用期限なく無料で使い続けることができます。また登録が完了すると、日本政府観光局ホームページの免税店検索マップに店舗の住所や電話番号、使用可能なクレジットカードなどの情報が英・中(簡・繁)韓・タイ語の5カ国語で掲出され、免税店を探している訪日ゲストにより一層注目されやすくなります。さらに免税店シンボルマークだけでなく、遠くからでも見えるくらいの大きさのTAXFREEの幟やタペストリーなどを掲げることも効果的です。

■免税店シンボルマーク掲出の申請先

国土交通省観光庁観光戦略課  ※シンボルマーク使用申請サイト

出典:国土交通省

国土交通省観光庁  ※免税店情報発信サイト

STEP② 免税販売をマーケティングに活用する

訪日ゲストが店舗で免税手続きをした売上情報を基に、どの商品が、どの国の年齢層の方に、客単価にしていくら位で、いつ売れたのかを月別にまとめてみましょう。

それを毎月継続することにより、1年後にはどの国の人をターゲットに、何を売ればよいのか、自店舗のマーケット戦略に活用することができます。根気よく購入記録の作成を続け、売上アップを目指しましょう。またその際には、免税対応しない訪日ゲストの購入記録も含めて作ると、より一層精度が上がります。

また接客時には可能な範囲で、なぜこの商品を買ったのか、訪日ゲストの好み等をヒアリングして、そのコメントを記入するのも良いでしょう。

参照:小売業の多言語対応ガイドライン