2022/1/11

訪日ゲストのための『おもてなし講座』【⑥ 多言語で情報を発信し店舗をPRする】

~小売業の多言語対応ガイドラインから学ぶ~
訪日ゲストのための『おもてなし講座』

訪日ゲストに「日本に来て良かった」と感じていただくためには、おもてなしの心と親切丁寧な対応が欠かせません。そこで本シリーズでは、アフターコロナを見据え、訪日ゲストにスムーズに気持ちよく買い物をしていただくためのノウハウや心得をご紹介します。

【第6回】 多言語で情報を発信し店舗をPRする

訪日ゲストは旅前にオンラインで幅広く情報収集している事をご存知ですか?コロナ感染拡大以降、ネットを見る時間が多くなり、その傾向はますます拡大していると思います。よって今後アフターコロナを見据え、インバウンドの集客を増やしていくためには、ウェブサイトやSNSの活用は欠かせません。店舗や商品の情報を上手に発信し、訪日ゲストが旅立つ前から誘客を図りましょう。

検索サイトや口コミを活用してお店の情報を伝える

昨今、訪日ゲストの多くは、店舗の基本情報(店舗名、所在地、営業時間など)を公式サイトよりSNS上の情報やスマホ検索から得る傾向があります。そのため多くの人々に店舗のことを知ってもらうためには、良質な情報発信=ゲストの口コミをオンライン上に増やすことが不可欠です。そもそもWEB上のプラットフォームに掲載がないと、店舗の存在自体が認知されません。そこでまずは、無料の検索サイトや口コミサイト等を活用して、自店舗の情報を積極的に発信していきましょう。またコロナの影響で、訪日ゲストの衛生対策への関心も高まっているため、店舗の基本情報だけでなく、安全安心に関する情報も常時掲載することが大切です。さらにコロナ禍で、不正確な情報が増加しているため、自店舗の情報が正しく掲載されているか、これを機にきちんと見直しましょう。

事例①SNSの口コミを活用する

訪日ゲストは、お店で受けた質の高いサービスやフレンドリーな接客、日本ならではの素晴らしいおもてなしなど、良い体験を知人・友人と共有したいと思っています。そこでお店側も、訪日ゲストに口コミを促す取組をしましょう。思わず書き込みたくなるような良い商品やサービスを提供するのはもちろんのこと、情報発信しやすいように無料Wi-Fiを整備したり、写真を撮ってあげたり、またSNS口コミキャンペーンの実施なども効果的です。そして何よりも大切なのが、おもてなしの心。まずは笑顔の挨拶と日本語でお迎えして、訪日ゲストの心を掴み、「このお店を友人に紹介したい」と思ってもらいましょう。

事例②Googleマイビジネスを活用する

Googleマイビジネスとは、お店の情報を登録することで、Google検索やGoogleマップを通じてその情報を表示させることができる無料ツールです。外観や店内、メニューなどさまざまな写真を掲載することができ、言葉では伝わらないお店の雰囲気を伝えることができます。例えばスマホで検索した際にマップ上にお店の情報が表示されれば、知らない土地で不安を感じながらお店を探している訪日ゲストにとって、安心感や信頼性に繋がるはずです。またその他にも、口コミや混雑状況、待ち時間などさまざまな情報をゲストに伝えることができます。

さらにGoogleマイビジネスは、モバイル端末の言語と連動しており、設定された言語に応じて自動で翻訳してくれます。例えば中華圏の訪日ゲストが日本を旅行中に店舗を検索した場合、そのスマホ上には、日本語のGoogleマイビジネスの情報が中国語に翻訳されて表示されるというわけです。ただしマイビジネス内の多言語設定をしていない場合、固有名詞である店舗名などは自動翻訳の対象外となるため、うまく表示されません。そのため多言語対応に設定する必要があります。登録方法や設定方法などの詳細は以下のリンクをご参照ください。

■Googleマイビジネス

事例③Japan Shopping Nowを活用する

Japan Shopping Now

Japan Shopping Now(JSN)はジャパンショッピングツーリズム協会が運営する多言語情報発信サービスです。JSNにお店の情報を登録すると、その内容が英・中(簡・繁)韓の4言語で翻訳され、訪日ゲストがよく利用する約30の検索サイトやMAP、SNSにも連動します。また店舗情報の他に、商品情報、最新のセール情報、クーポンなどの特典情報、イベント情報なども随時掲載が可能です。

■Japan Shopping Now

参照:小売業の多言語対応ガイドライン